シンプルな線画 オシャレな手書き感

子供との思い出をオリジナル絵本にしてプレゼント

WRITER
 
スポンサードリンク


スポンサーリンク


この記事を書いている人 - WRITER -

成人を迎える娘にオリジナルの絵本をプレゼントしたい

小学校以来の親友からなかなか珍しいご依頼をいただきました。

今度成人を迎える娘にオリジナルの絵本をプレゼントしようと思っているので挿絵をお願いしたい!小さい頃の思い出やメッセージを綴ろうかと思っている

親友

とのことで挿絵のお手伝いをすることに。

そしていよいよ絵本が仕上がり、ブログ掲載の承諾をいただいたので、絵本を制作する過程や感じたことも交えて紹介したいと思います。

主人公である娘さんの作品、作文、ご両親への手紙をふんだんに盛り込む

今回親友である母親の主旨は、【成人を迎える娘に完全オリジナル絵本をプレゼントしたい】だったので、本人が描いた絵や作文があるなら製本の際入れるべきだと感じ、提出してもらいました。

ということで早速表紙です。

タイトルは【あーちゃんの絵本】。

あーちゃんはあかりちゃんの呼び名でこのタイトルを親友が決めました。

シンプルでよかね〜〜!思わずうなってしまいました。

これは絵本の主人公である娘さん、あかりちゃんが高校生の頃に描いた絵です。

今から登る朝日でしょうか、それとも沈みゆく夕日でしょうか

なんとも雰囲気のある絵ですね。

色味の抑えた美しい水彩画

後ろ姿という構図もとっても素敵〜

これからの未来への不安、そして期待を感じるかのような雰囲気のある絵だな〜

と感じたので表紙に持ってきました。

娘さんは絵を描くのが好きなんだそうで他にも沢山の作品があります。

次、中表紙。

中表紙には娘さんが幼少期の頃に描いた絵。

ずっと仲良くね

というメッセージと家族の顔を描いたものです。

次、絵本の話が終わった頁。

娘さん本人が書いた作文や絵を盛り沢山入れています。

弟が生まれた時のこと、入学した時のことなど結構数多くとってあり、親の愛情を感じます。

断捨離とか言って捨ててしまいそうですが写真に撮って残すなりしておかないと

と私自身も感じたところです。

次、巻末の頁には娘さんが18歳の頃に母親と父親両親に向けて書いた手紙を掲載しています。

※これは本人の承諾が必要かなと思い掲載していません

そして裏表紙

あかりちゃんが幼少期の頃に描いた絵自分の成長の絵がカラフルで可愛らしいので入れています。

※念の為プライバシー保護のため塗りつぶし

これは完全オリジナル間違いなし。

母親が綴る思い出と娘へのメッセージ

文章は母親である親友が考えています。

産まれた時のこと。

当時の天気もネットで調べてもらいましたよ〜(産院で過ごすので案外覚えていないもんなんですよね)

次。

幼少期に歯ブラシが刺さって救急車を呼んだこと。血と一緒に、歯ブラシの先端に白いものがついたのでこれが脳味噌じゃないかと本気で焦燥していた親友。笑

次。

食べすぎる娘に、呪文のように唱えた言葉。この呪文のおかげ?でその後太ることなくすくすく育ち今現在もスリムな娘さんです笑

次。

お客様の声ボックスに大きな声で話しかけ、周りを和ませていた保育園時代のこと

次。

魚釣りが趣味の父親と娘のエピソード。

弟出産後で母親(親友)不在、娘と父親(ご主人)で二人お留守番した時。釣った魚を新鮮なうちに刺身にして食べさせたらあまりの美味しさに娘一人で全てを食べてしまい最後には嘔吐した、という父親あたふたしたよっ

て話。

次。

家族で魚釣りに出かけた時、娘が姿を消し家族で探し回ったところ、漁師のおじさんと仲良くなり無邪気にもらった雲丹を差し出す娘のハプニングエピソード

次。

母親が帰宅すると玄関に血痕の後発見!

焦って中に入ると姉弟喧嘩の名残であること判明。しかもあかりちゃんの方が弟をコテンパンにやっつけて強かったというオチ。

次。

今では看護士学校に通うことが決まり、これから社会へ旅たつ娘へのメッセージ。

以上が私がお手伝いした挿絵部分です。

さすが明朗快活だった親友のお子さんだなーと感じるハプニングエピソードが盛り沢山です。

娘に向けて語りかける母親の文章がまたいい。

私自身、まだ長女がやっと小学6年になるくらいなのでまだまだ未知の世界ですが子育て完了の時に何を思うんだろうか。

などなど色々と感じながら挿絵を描かせてもらいました。

【感想】プレゼントしてどうだったか

さてこの絵本を制作するにあたって、ご主人も一緒に打ち合わせしてきたのですが。

あとは娘さんがこの絵本をうけとった時にどう感じたか、これが気になるところです。

あかりちゃんどうだった?

実際に親友に聞くと

喜んでたよ〜。なんで捨てたはずの絵があるの?と突っ込まれたけど!笑 あと、ティファニーのアクセサリーの方が良かったらしい

と。

あははは!めちゃ正直!

そうかそうか、そりゃオシャレに関心のあるお年頃だもんね〜。

ただ私も親友もきっとこれは娘さんにとって今後心の拠り所となる一冊になるんではないかと思っています。

彼女が同じ母親になった時、自分を一所懸命に育ててくれた両親に思いを馳せることになるだろうとも。

ちなみに親友は

すごくいい仕上がりだよ!絵本見てあたしの妹の方が泣いてたよ

と製本された絵本が届いたときに連絡をくれました。

私自身の感想

今回絵本を制作するにあたり親友と私、2回ほど会って打ち合わせしましたし、

親友は昔の大量の写真を探したり、娘さんの作品を探したり、娘さんにメッセージを考えたりかなりの長い間娘さんとの思い出を呼び戻していました。

これを機会に成人式というご家族にとってもご本人にとっても大きな節目を迎えることができていてとても健全だなあと客観視しています。

あかりちゃんは私が長女を出産した時に親友と一緒に来てくれたので初対面では無いのですが小さい頃の細かいエピソードは実は今回が初めて。

子育てと一言で言っても紆余曲折、たまには子供とぶつかりあったりするだろうしほんと家族ならではの濃い時間がそこにはあって、それはアルバムからの伝わってきました。

今回の絵本はこのご家族のほんの一部の思い出だけど、こんな素敵なご家族の思い出を再現できるお手伝いするのだからこんな嬉しいことは無い!

なるべく想像と違わないようにしなきゃ

と部屋の中の構図やおもちゃなども綿密に打ち合わせしたし、イメージに近づくように修正したりしたりもしました。

あと私も親友と同じく母親ですからいつか子供は成人を迎えます。

なので自分自身に置き換えても感じることが沢山でした。

娘たちに向けてそれぞれ絵本を作る計画は随分と前からあるし、既に長女が小2の時にプレゼントしたオリジナル絵本があります。(いずれこちらのブログで紹介したいと思っています)

ただ、次女はすでに今年で小4になるのですがまだ制作途中。

忙しいを理由に予定より2年が過ぎているので

早よこの計画を実行せんかい我!

と自分の尻たたきにもなった所存でありました。

オリジナル絵本を作る場合、製本はどうするの?予算は?

さて気になる予算。

この予算ですが、製本代から説明させてください。

私はイラストレーターとして活動して多分20年近くになりますが、この間製本する必要がある場面が数回ありました。

どれもロット数が少なく、その度にどこに製本を依頼するか調べ、その都度予算や質を確認して発注するのですが、今回選んだのはマイブックというサイトのflat版です。

こちらはフォトブックの製本をネット上で注文できるサイトなのですが今回のような絵本にももってこいなんです!

正方形サイズ、縦長サイズ選択肢があること、しっかりした製本。閉じた時にフラットになりケース付き。

今回挿絵は8頁分、文章頁を合わせると16Pで済みますが、こちらの製本は10p単位での注文になるので20pバージョンにしています。

なので2022/3/1時点での金額で¥5390

製本で一冊こんな安い金額でできるようになったのだなあと思います。

ハードカバーのケース付きで1万を切るって。。

こんな感じでこのマイブックという製本がベストだと選択した次第です。

マイブックを選んだ理由まとめ

 

□正方形、長方形サイズ選択ができる

□値段が手頃

□製本が美しく紙がしっかりしている

□印刷が綺麗だ

 

ただ、これはあくまでも製本の金額であって、これに挿絵制作代金と送料がかかってきます。

制作代金+製本代金(入稿代金別途要)+送料

これがオリジナル絵本を作るのに必要な計算になります。

挿絵制作代金は何を描くかによって見積もりを取ります。

ちなみにここは余談ですが私自身、母親の還暦の時にマイブックで50pの冊子をプレゼントしました。

若い頃の写真をかき集めて孫誕生から今に至るまでの写真を網羅したものを一冊にまとめたものです。

母親は

「アルバムは引き出してくるのが大変!

これ(my book)は冊子にまとまっていつでも見れるので便利♪と喜んでくれました。

こんな方にお手伝いできます!

最後にイラストレーターとしての十時からこのブログにたどり着いた方にメッセージです。

□オリジナル絵本を作りたいけど絵が描けない

□製本はどこに依頼するのかわからない

□忙しいのに入稿手配するのが面倒

 

などの場合、お力添えが出来きますのでぜひお気軽にご相談くださいね。

では最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

この記事を書いている人 - WRITER -
スポンサーリンク




スポンサーリンク




- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です